(2021/10)OSインストールについては「Pi4換装記」の内容が最新です
●はじめに
この章は、初めてRaspberryPiを導入する方、あるいは
私の備忘録として残します。
最も基本的な内容のみが書かれております。
●MicroSD
重要なのは最初の領域をFAT32でフォーマットすること
だと思われます
手っ取り早くどんな状態からでも真っさらに戻せる
「SDFormatter」を使うと便利です。
オプション設定から
論理サイズ調整をONにします。
OKを押してフォーマット開始。の準備
重要なのは最初の領域をFAT32でフォーマットすること
だと思われます
手っ取り早くどんな状態からでも真っさらに戻せる
「SDFormatter」を使うと便利です。
オプション設定から
論理サイズ調整をONにします。
OKを押してフォーマット開始。
●OSの導入方法選択
2つの方法があります
①MicroSDにイメージを焼きこむ
②インストーラで導入
今回は2を選びます
●OSの選択
現在いくつものOS(ディストリビューションも含む)が
用意されています。
が、今回は、もっとも一般的なRaspbianを選びます。
(他はいつかレポートできたら行います。)
●OSの導入ⅰ)Windowsでの作業
①NOOBSダウンロード
2つあります。
NOOBSはRaspbianのインストールデータを含むもの、
NOOBS Liteはインストーラのみで、インストール時にRaspberryPiを
ネットにつないでインストールデータを落とすもの。
慣れていないRaspberryPiでの作業を減らす意味でも
Liteではなく、ただのNOOBSをダウンロードします
↑ですと、左側です
②ダウンロードしたファイルを展開し、中身をSDカードにコピーします
注意ですが、フォルダーごと、ではありません。
中身だけをコピーします
終わりましたらMicroSDをRaspberry Piにつけてください。
●OSの導入ⅱ)インストール
基本的に、NOOBS(Liteではない)でRaspbianをインストールする場合
インストール完了までネットワークへの接続は不要です。
安心していきましょう
RaspberryPiに先ほどのカードを指して起動すると、しばらくして
以下の画面が出ます
ネットワークにつながっているとこのようにたくさんの選択肢が出ますが、
つながっていない場合は2つしか出てきません。
ここで重要なのは画面下の言語選択で「日本」を選択する事
「Raspbian with PIXEL」を選択する事です。
選んだらあとはインストールを開始すれば自動でこなしてくれます
●OSの初期設定
①基本設定(ネットワーク設定、言語設定)
最初の起動しましたら、以下設定します(インストール時に日本を選んでいない場合、英語で表示されます)
1)「ラズパイマーク」>設定>Raspberry Piの設定
「ローカライゼーション」タブ内の全項目
キーボードは「日本語OAGD 109A」でも選んでおいてください
2)(無線LANの場合)右上のネットワークのアイコンから
SIDを選択し、パスワードを入れて接続。
>再起動
②パッケージのアップデート
1)再起動が完了したら、日本語で表示されるうえに、時間表示が正しいことを
確認してください
また、無線LANならば、無線がつながっていることを確認
(右上のアイコンが電波の強さを表示しているか確認)
または、有線のLANを接続してネットワークにつなげてください。
2)「ラズパイマーク」の3つくらい隣にある「>_」のアイコンを
クリックします
すると、黒い画面「ターミナル」が起動します
ここに
Pi@RaspberryPi: -$
と出ていると思います(以後面倒なので$と略して書きます)。
この画面からRaspberryPiに以下の指令を出します。(キーボード入力)
$sudo apt-get update
$sudo apt-get upgrade
とします
↑apt-get updateの様子
↑apt-get upgradeの様子
①日本語の導入
続けて、日本語入力ソフトを入れます。
使い勝手がWindowsと同じものを使用したいので、fcitx-mozcを使用します。
これも、最近界隈で評判のいいものらしいです。
$sudo apt-get install fcitx-mozc
終了後再帰動し、テキスト入力ソフトで試してみます。
入力ソフトを起動し、「半角・全角」キーを押すと
右上のキーのアイコンが「あ」に変って・・・
↑のように、漢字が入力できるようになります
②FDCloneの導入
同じように、コンソールでの作業性を上げておくために、
MS-DOSで有名な「FD]の移植版を入れておきます
$sudo apt-get install fdclone
導入後起動するとこうなります
$sudo fd
[ESC]を押した後[Y]を選択で終了します
③リモートデスクトップ設定
ほかのコンピュータからX上でのリモートコントロールが可能なように、
リモートデスクトップ設定をします、
まずtightvncserverを入れます
$sudo apt-get install tightvncserver
その後xrdpをインストール
$sudo apt-get install xrdp
(SS取り忘れた)
終了したらリブートし、WindowsPCから侵入してみる。
(IPがわからない場合は$ifconfigで調べられます)
Windows10のリモートデスクトップ接続から接続してみる
成功。
※ポート変更の手法(必要に応じて)
sudo apt-get install firewalld
アプリケーションの説明は
⇒【丁寧解説】Linuxのファイアウォール firewalld の使い方 (eng-entrance.com)
※firewall-cmdはその性質上ほとんどのコマンドがリモートでの操作では作動しないようです
基本的にローカルで操作しましょう。
1)管理者 (root) 権限になれるユーザーでサーバーにログインします。
2)端末上に以下のコマンドを入力 / 実行し、xrdp の設定ファイルを開きます。
cd /etc/xrdp
sudo nano xrdp.ini
3)[globals] セクション内の項目 「port」 を vi 上から編集、保存します。
port=13389 既定で <RDP 接続するポート番号> は、「3389」となっています。
4)端末上に以下のコマンドを入力 / 実行し、ポート番号「3389」のルールを削除、
ポート番号「13389」でネットワーク接続できるようにします。
sudo firewall-cmd –permanent –zone=public –remove-port=3389/tcp
sudo firewall-cmd –permanent –zone=public –add-port=13389/tcp
sudo firewall-cmd –reload
※バックアップツール
sudo apt-get install gddrescue
⑤スクリーンショットが必要な場合
今回のSSはksnapshotを使用して取りました。
$sudo apt-get install ksnapshot
で入手可能です。
「ラズパイマーク」>「グラフィックス」>ksnapshot
または、「RUN」から直接実行で動きます
以上で、何をするにしても必要な基本設定は終わりかと思います。