今日の真紅ちゃん。

音楽聞いてちょっと機嫌が良さそうです

 

 

 

 
真紅ちゃーん
真紅ちゃんいますかー

 
「なにかしら?」
「あら、この機械この前まで動かなかったのに・・・。」

 

 

はい、カセットレコーダーですね。直してもらいました。
部品はぎりぎりセーフでした。次はアウトかもです。
3ヘッドっていうタイプだそうで、このタイプはもう売ってないそうで、直すしかありませんでした。
修理屋さんとのやりとりを少し思い出して、思い出し笑いです

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私「なおりますか?」
修「いちおう直るんですが、、、ヘッドがもうなくて、調整しても新品の性能は出せません。。。でも直しますか?」
私「ちなみに、新しいもので、これと同じような性能のものはありますか?」
修「勉強不足だったら申し訳ないですが、たしかないです・・・。たしか、去年最後のメーカーも生産終了で・・・」

(選択支ないじゃん!!!)

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でもすごいですね。直してほしいと言った場所以外もちゃんと全部見るんですね。
これでこそ日本の職人です!
大企業のSONYさんですが、こういう嗜好品を扱う部門は小回りが違いますね。

そういえば、YAMAHAで楽器を買ったときも同じ楽器を何本も出してきて「好きなのを選んでください」って言われました。。。そのお話はまた今度・・・

 

「でも、これでテープが聴けるわ。」
「テープなら60万時間ほど前もドイツで見かけたわ。」

「ちょっと、ろくなテープがないわね。。。」
「ようやくあったと思ったら小フーガ・・・ありきたりね。」

「maoはもう少し趣味を考えた方がいいわ。」

 

なんかぼろぼろに言われてます、私。

 

「ちょっと音が小さいわ。」

「・・・。」

 

 
・・・。
届かないようです。
お怒りに触れる前にそれとなく台を差し出します。

 

「あら?似合わなく古い機械ね。」

 

 

marantzって書いてあるアンプですか?
はい、、、ある近所の方からいただいたもので、そのお家の方が遺品整理で。。。

今あるのは「コントロールコンソール」って書いてある方だけです。
メインアンプは壊れてしまっていたので、今修理に出しています。
なので、下の機械のメインアンプ部分だけを使って代替えしています。

「そう、機械は直るのに、その方はなおらなかったのね。。。」
「残されたこの子はどんな思いだったのかしら。。。」

人間は機械ほど強くないですからねぇ。。。
もっとも、修理できる腕のある人と材料がないと直らないのですけど。。。

「でも、また動けてうれしそう。」
「ほら、使い始めたころは、つまみをいじるたびに「がさがさぼそぼそ」言ってたのに、一日たっただけで全然鳴らなくなったわ。」

 

「でも、なんかまだ寂しそう」
「この機械は翠星石と蒼星石みたいね。」

はい?

「だって、今度直ってくる、めいんあんぷ、とセットで一つの働きをするんでしょ?」
「今は下の機械が代わりをしてくれてるけど、やっぱり本来の相方の方がこの子もうれしいと思うわ。」

「早く直ってくるといいわね。」

うんうん。

「蒼星石もこんな簡単に直れば・・・」

 

・・・ うん・・・。

 

 

 

「あ、mao、あの機械知ってるわ!」
「60万時間たっても変わってないものもあるのね。」

「でも、60万時間もたつと、いろいろ便利に改造さえてはいるわね」

 

 

 

「たくさんの機械が協力してすばらしい音楽を再生できる機械。」
「どれが一番優れている、どれがだめ、じゃなくて、全部がそろって初めて音が出る。どれ一つかけてもちゃんと音が出せない。そんな機械なのね。」

「でも、そんな中で、一つ一つは個別に「最高なもの」を目指して発展してきたのだわ。」

 

「ドールズは・・・・・・。」


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