Raspberry piシリーズに新しいコンセプトのものが加わりました

なんかよさげですねー。

僕はよさげに見えます。

でも、中には「ラズパイの値段がどんどん上がる。最初の目的とずれてきた」って言う方もいますが

それはどうでしょう。

【そもそもRaspberrypiの用途とは】

教育用、試作用と言っていますが、その中身って何なんでしょうね。

①PC自身の勉強・PCの動きや構造の勉強につかう

  どうやっが動いていて、VRAMやメモリーやCPUの相互関係などを学ぶ

②PCでのアプリケーション作成の勉強につかう

  PC自体は興味なく、PC上でアプリケーション、ネットワークアプリケーションなどの勉強

③LINUXの勉強、サーバ構築の勉強につかう

④強力なペリフェラル付きのマイコン(ハードウエア)としてワンチップ評価ボード的に使う

⑤ハード、ソフト含めて工作の基幹部品として使う

⑥ライトにソフトを楽しむ

⑦省電力サーバ

こんなところかなって思うんですね。

ちあみに、僕の使い方は⑤⑦あたりなんですがね。

ところで、大部分の④とか⑤とかの人は今の形状が使いやすい。Pico,ZeroW,3B,4B(1G/2G/4G/8G)を要求する処理能力によって使い分ければよいわけです。

で、PICOなんかは完全に④の領域で、ちょうど④みたいなところには他の製品、たとえば「アルディーノ」「MBED]なんかがあって、こいつらとの差別化がいまいちよくわからなくなっている。

あえて言えば、「MBEDやアルディーノととどう違の?」「あっちのほうがバリエーションあるじゃん」と感じるわけです。

また、③や⑦の領域はNUSはじめ各社省電力PCがあるわけですし、これまたRaspberryPiを選ぶ必然もない。また、RaspberryPiを(おそらく価格的に)選んだとしても基本はいわゆるディスプレー、キーボードなしの「ヘッドレス運用」をするので、今のRaspberryPiの形状のほうが邪魔にならず重ねやすく都合がいいわけです。

しかも今の時代Windowsサーバの勉強のほうが役に立つかもしれない。

それに比べて、このPi400は①②③⑥といった目的の購買層を狙っていて、特に①②③の領域に実は今、対抗馬がいない。(⑥はクロームブックや安価帯のチャイナ製WondowsTabなんかがある)

1980~1990年あたりには、MS-DOSやCPMっていう素晴らしいOSがあって、高いなりにPC6001、FM-7といった使いやすい教育用パソコンがあったわけですが、最近あまり見受けられないところで、すごくいいと思う。

しかも、RaspberryPi完全互換なわけで、RaspberryPigaほぼ使い捨て価格でもあることも考えると、すでにある一定の市場があり、さらに利便性が高まったとしたら、一定のニッチな需要があるわけですから、これは正しい選択だと思う。

お値段も少し高くはなっていますが、またまだ「お勉強」の名のもとならば「壊したらまた買ってもらえる」使い捨て価格帯と言えるでしょう。

オールインワンのPCの形をした(そのままPCとしても使える)拡張容易な(GPIOを持っている)安価なコンピュータ、Pi400こそ、まさしく、RaspberryPi財団の初期の目的であった現代版エイコーン BBC Microそのものだと言って良いのではないでしょうか。

逆に今の子供たちに、従来のRaspberryPi、たとえばRaspberryPi4の入った紙箱を渡して、「はい、これが君のパソコンだ!」と言っても、どうだろう。

とっつきにくいのではないだろうか。

その点、Pi400は、開けた瞬間からだれが見てもパソコンっぽいし、キーボードをテレビにつなげばすぐに表示されるわけだ。

この辺からしてもBBC Microではないだろうか。

一方で、通常のpiに比べてPi400はGPIOは横向きで奥まっており、使いにくい印象だが、GPIOを使用しない用途ならば非常にスマートな形状だと思う。

むしろ、BBC Microもこんな感じの出方だったと思う。

つまり、最初に戻ってPi400とは、「余裕ができてきたラズベリー財団がその用途にによって万人に最適となるようにラインナップをそろえてきた」と歓迎していいと思う。

Pi400を単なる勉強用のエントリPCにするもよし、Pi400を母艦にしてRDTやSSHで通常PIに接続して、通常PIを人柱に無茶な実験するなどというのもよいと思う。

なかなか、用途を絞った使い勝手のいいものを出してきたなと思う。

これを機会にRaspberryPiに対して敷居を感じ、少し嫌煙してきていた人たちが少しでも「やってみようかな」と気になるかと思うと、実に素晴らしい。

全日本人のお子さんはこれを使って勉強して将来の日本の産業や政治を支えてほしい


だがな!!

今回はあえて、言うぞ。

「Pi400何してくれてんじゃい!」

と。

おま、ちょ、ラズベリー財団様よぉ、

キーボード一体化したものほしくて、かつ、GPIOを外に出してスロット化した構造が欲しくて、俺、HB-101cを作ったんだよ?

何軽くオフィシャルで出しちゃってくれてんのよ。

これ、

・まず、キーボードはMBEDのLPC11U24 ARM CortexM0 マイコンを使ってUSBキーボードとしてpiにつなげて(GPIOは占有しない)

・GPIOはすべてフリーな形で上部スロットにコネクターを反転させてメス化して出力(安全のため、供給側をメスにするのが王道だと思うので。)、ピン配置は中のジャンパー線入れ替えで自由自在

・電源は余裕のあるモジュールを筐体の中に!

ちなみに、ここの配線の太さ重要。3Aほぼ電圧降下なしに流せないとだめ。実はこの後もっと太い配線に変えている

・画面とスピーカーも、持ち歩き用に本体アドインで電源なしで使えるものを準備!

GPIOからの電源とHDMIからの信号でモニターとスピーカーを駆動

になるように、プチ頑張って作ったのにさ!!

しれっと製品化って、どーゆーことよ、ああん?

と。


というのは、「あれ?僕の欲しいもの、出ちゃった」っていうのと「僕のほうが先にやてったもんねー」っていうのと、その辺の微妙な感情でして、、、

繰り返しになりますが、今日の結論。

僕はRaspberryPi財団の方向性はいまだに正しいと思いますけどね

目指すものが「現代のBBC Micro」であるのならば。