実は、Ruiさんにリスペクトして、本日、ドールカルチャー展に行ってきました。
SDはSDであるんですが、ほかのドールもたくさん、というか、ほかのドールのほうがたくさんありましたね。
でも、今回、興味を持ったのは2つです
1)ディスプレーのしかた
2)それぞれのドール開発陣のコメント
でした。
それでは早速見て行ってみましょう。
リカちゃん人形、こんなたくさんあるんですね。
しりませんでした。
これを歴代コンプリートとかしたら、すっごいことになっちゃいます。
リカちゃんと同じように有名な人形って言えば、これ?
ここで後半、「世界中のすべての女の子がバービーに自分を投影できるように」作ったんですね。
なるほど、おぼえておきましょう。
展示は、「富裕階級の華やかな日常生活」をあらわしたものが多いようです。
さらに、これも名前だけなら私も知っているくらい有名。
ジェニー。
こちらは「日常より少し背伸びした憧れの大人」要素の入った「もうひとりのわたし」
だそうです。
見た感じ、すこし現実味を帯びた展示が多いみたいです。
次、ブライス。
このへんになると、だれでも知っているって感じではないですが。。。
「ストーリー」のある「世界でただ一人の愛すべきあなたの」人形を目指して作られています。
「商品とともにストーリーを売る」というのは、ほかのものでも使われる手法で、
たとえば、マツダや日産は車によってはこういうのを前面に出していますよね。
展示は一発勝負、というか、でーん!っておいてあるものが多かったと思う。
で、この辺、もわっとあざとい感じがします。おさえるところはおさえたぜ!
そして、うちの子たちの姉妹さんたち。
「気分に合わせて」変わるあなたの「夢のお人形」
ここで、後半も着目。
「スペシャル感」「特別感」を売る商法ですね。
レクサス(トヨタ)筆頭に、アップルなどがそうでしょうかね。
性能とは別にブランドを作りブランドを売り込む、
販売後もブランドに見合うサービスを提供、満足感そのものを売る商法です。
あざといぜっ!!
浮世離れしたファンタジックな展示が多かったです。
さて、分かりやすいように、各パネルに描かれていたことを、もう一回並べてみましょう
バービーの場合、「世界中のすべての女の子がバービーに自分を投影できるように」。
ジェニーの場合、「日常より少し背伸びした憧れの大人」要素の入った「もうひとりのわたし」
この2つは明確に自分=ドールを目指しているドールたち。等身大、かつ、自分自身の代理(と、そのとりまき?)なんですね。
一方、ブライスは「ストーリー」のある「世界でただ一人の愛すべきあなたの」人形
これは、愛の対象であって、自分ではないんですね。
そして今のスーパードルフィーは、「気分に合わせて」変わるあなたの「夢のお人形」
良くも悪くももやっとしている主題ですが、幻想の世界の表現手段なんすね。
つまり、明確な目的は設定されてないんです。目的はオーナー・または表現者が決めろ、と。
少し過去にさかのぼってみますと、SDは
「異次元からの来訪者」(???)
↓
「もうひとりの貴方」(バービーとかジェニーみたい)
↓
「永遠の未完成」(だから常に変わる人間に付き添えるんだと言ってた気がする)
をテーマとしておりましたね。
なんか、ようやく落ち着いた感じに見えます
自分の居場所を見出したんでしょうかね。