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Remington VERSA MAX (SPORTSMAN)について

実銃と安価照準器の組み合わせでの光学サイトの評価です。
あまりないと思いますのでご参考にしてください

中の人Bが使用している銃砲。


Remington VERSA MAX (SPORTSMAN)。

散弾銃です。
自動銃です。
新品でだいたい25万円くらいです。

●使用上の特徴

◎ハーフライフル銃身またはレミチョーク(ライフリングチョーク)に変更することで、
 サボットスラッグ弾(回転がかかる一発玉)を使用可能
  ・ハーフライフル銃身:半分ライフリングをつぶす加工費込みおおよそ8万円
  ・レミチョーク:おおとそ2万数千円

〇1100,1184に対して、自動排莢が失敗する(ジャムる)割合が少ないとのこと。
 3年間使ってて1回だけ失敗ししたことあり。
 射撃後、シャッター部分で排莢中の薬莢を挟んで止まってしまった→主導で遊底を引き直し復帰、ということがあった。
 年間数百発撃っている中なので、多分、すごい少ないと思います

〇ピカディニーレールを経由する多彩な装備がつけられる。
  機関部上にピカディニーレールを取り付けるオプションパーツが存在する。
  前モデルまでと違い、銃身の後ろにピカディニーレールがついているタイプ(キャンチレバー方式)ではなく、
  銃本体側の機関部上にねじ止めするタイプ。
  当初、銃身によって照準は決まるのだから銃身についているもののほうが組み立て分解でのずれが生じないのでは、
 機関部の上だと銃身を取り付け分解するたびに照準が狂うのではないかと思ったが
 結果は杞憂で何回組み立ててもずれることはなかった。


〇東京銃砲(だったかな)経由で普通に取り寄せられるので、その辺の銃砲店さんで発注可能
 (独輸入しているような銃砲店さんでなくても入手可能、という意味)
 
〇もちろん、レミチョーク(レミントン特有の交換式チョーク)が取り付け可能


△ハーフライフルは弾との相性あり。
 ハーフライフル銃身とは、ライフル銃身の半分をつぶしたものであり、メーカー以外の加工が入っていますので、個体差あるかもしれない。
 ただ、私の所持銃については相性が確実にある。
 もちろん、Remington PRIMER Expanderは相性はよい
 これがXP3だと、横転する。
 多分、系の問題かと思う。弾に対して銃身の径がわずかに広いんだと思う。でライフリングにに食い込まないんだと思う。
 そういうことが起こる。

△でも、あまり専用オプションとかは豊富ではない。
 交換銃身がサードパーティーからたくさん出ている、とか、調べた感じなさそう

△自動銃であるゆえにトラップだとシャッター側の人にご注意。
  とは言っても、基本は「いやなら次の回に回してもらえばいい」というのがこの界隈の大多数の発想なので、
 自動銃の横が嫌だという人は自分からスコアーカード抜いて後回し申請していくのが常識、(少なくてもマジョリティー)
 なのであまり問題にはならないはず
 (とは言っても、競技に出るのであれば上下二連にするべきだと思う。)

△じゃあスキートが得意かというと銃の全長が長いので、広がり度合いや振り回しやすさ面で微妙な気がする。

△結局あまりトラップやスキート向きではない気がする、が、無理ではないと思う。
 (専用銃には劣るという意味で)

〇でも、逆を言うと、ハーフライフル専用弾からクレーの練習まで何でも来いのオールラウンダー
 最初の一本にはいいのではないですかね?
 北海道ではハーフライフル+スコープ、内地大物量はハーフライフル+等倍スコープ、
 内地鳥撃ちや五目ではスムースボア+ドットサイトと取り換えて使える

△多分、中古は出てこない。オールラウンダーなので大人気。

△絵柄とか掘っていない。無骨なツールといった感じですよ

△重い、長い。上下二連に比べると8インチくらい長いんじゃないかな。
 沢を上がっていくと木を跨いだりくぐったりするが、まぁひっかかるよね。

※ご注意
スポーツマンを後から標準バーサマックス仕様にするとか、ちょっと大変なのでそこは最初に決めてしまいましょう


※銃身と弾について
 いろんなことを言う人はいますが、私はハーフライフル銃身で散弾や通常スラグ(ライフルドスラグ)は撃たないほうがいい派です
 なぜなら、それは銃身設計の意図を汲んだ上でです。
 
 まず、サボットスラグの場合、銃身内で燃焼ガスに押されてシェルからでたサボット弾頭はサボット(樹脂のガイド)を
 それよりわずかに径の小さい銃身内にこすりつけるように加速していくように設計されていると思います。
 そこにライフリングが入っているから、そのライフリングにサボットが引っかかって回転がかかると考えています。
 
 一方スムースボアの場合、弾の後ろのワッズという皿受け部分に燃焼ガスを受けて、弾より少し大きめの銃身内を、
 銃身内を通りながら銃身内部に当たりながら方向を矯正されて何となく前に出ていくというメカニズムかと思っています
 
 じゃあ、ハーフライフル銃身内でスムーズボアのような動きをしたらどうなるか、ということなんですが

  ・本来は設計上、樹脂がこすれるはずのライフリングに鉛ががつがつ当たる
  ・スラグなんて撃った日には鉛がライフリングに食い込むことになる
  ・さらにそのあとサボット撃った日なんて、サボットが鉛カスの上を乗り越えて出ていくわけで、
   ライフリングにサンドペーパー掛けているようなもの

 って考えたら、少なくても寿命は縮まると思いませんか?

 何が楽しくて貴重なハーフライフル銃身にショットピーニングないしサンドブラスト当てるようなことするんだと。

 ちなみに、鉛や銅が直にこすれる高速小径弾のライフル銃身の場合、明確に寿命があるとのことで、
 ある銃砲屋さんは5000先発くらいかなぁなんていっておりましたよ。

 また、実際、散弾を撃った後のスムーズボア銃身内とサボットを撃った後のハーフライフル銃身を見ると、ハーフライフル銃身内なんてほとんど汚れていません



※サボットスラグ弾・通常の散弾・スラグの共存方法
 やったことはないですよ?
 しかも、上と同じ理由で推奨はしませんよ。
 それでもどうしてもというなら、被害が少ないのはスムースボアにライフルのレミチョークをつける方法かなと思って、今度試してみようと思っています
 もちろんチョークはつぶす覚悟で、です

 でも、懸念もあります
  ・ちゃんと回転がかかるか?
    私は、加速初期から回転をかけることが、効率よく回転をかける方法だと思っています
    しかし、レミチョークはマッハ1.5程度に加速された弾がわずか10センチそこそこのチョークを通過する間に回転をかけようとしています
    この短い距離短い時間で、同じ面圧だとして、どれくらい弾に回転力を与えることができますかね?
    横転が心配です

 ・弾の広がりがどうなるか
    今まで何かしらのチョークでコントロールしていた広がりが、事実上チョークなしになるわけでどこまでパターンが変わるのか。。。

 この辺を試してみたいと思います。



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